こんにちは。校長の龍です。
今日は月に一度の「報恩の日」でした。
報恩の日は、親鸞聖人の月命日である16日に近い曜日に設定し、全校で仏様の教えを拝聴する大切な宗教行事です。
全校児童がアリーナの仏様の前に集まり、宗教科の先生からご法話をいただきました。今日のテーマは「歩く」ということ。
先生はまず、「歩くことは健康につながる」というお話から始められました。
そして、日本全国を歩いて正確な日本地図を作り上げた伊能忠敬さんの偉業について触れられました。
伊能忠敬さんは、測量の旅の中で、うまくいくこともあれば、失敗して一歩進んでは二歩下がるような苦労もあったそうです。
でも、仏様の見方で考えてみると、それは「マイナス」ではなく、「三歩歩いた」ことになるのではないか――先生はそう問いかけられました。
確かに、失敗は決して無駄ではありません。
むしろ、その経験は私たちを成長させてくれる糧です。
一歩一歩の積み重ねが、やがて大きな歩みとなるのです。
子どもたちには、失敗を恐れず、毎日を丁寧に歩んでいってほしいと思います。
仏様は、そんな私たちの一歩一歩を温かく見守ってくださっています。
次回の報恩の日も、心に残るお話が聞けるのが楽しみです。
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