こんにちは。校長の龍です。
今日は6年生の社会科の授業をご紹介します。
「江戸幕府」についての学習が行われていました。
授業ではまず、参勤交代の様子を描いたイラストを子どもたちに見せて、
「この行列、とってもお金がかかりそう!」
「すごい人数だね。」「江戸まで大変そう。」
子どもたちからは、イラストをじっくり観察して気づいたこと、疑問に思うことが次々と挙がりました。
ここで、先生から子どもたちへの問いかけです。
「鎌倉幕府や室町幕府とは違って、260年も長期間にわたって政権を担った江戸幕府は、いったいどのような仕組みで政治を行ったのだろう?」
この問いを聞いた子どもたちは、これまでに学習した鎌倉幕府、室町幕府の政治の仕組みを思い出しながら、考えを巡らせ始めました。
参勤交代という制度が、単なる儀礼ではなく、幕府が大名を統制するための重要な仕組みの一つであったことに、話し合いを通じて気づいていきます。
教室中から手が挙がり、自分の考えを積極的に発表する子どもたち。
過去の学習を活かし、長きにわたった江戸幕府の統治の謎に迫ろうとする、その真剣な眼差しと活発な意見交換は、本当に素晴らしいものでした。
こうした「気づき」と「疑問」から始まる学びが、歴史を身近に感じ、深い理解へとつながっていきます。
これからも、子どもたちの知的好奇心をくすぐる、そんな授業研究を進めていきたいと思います。
10/4の研修会も楽しみです!
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