こんにちは。校長の龍です。
今日は親鸞聖人の月命日の法要である報恩の日のお勤めをしました。
低学年・中学年・高学年の部と3部にわかれて、礼拝堂にて行いました。
1年生は初めての報恩の日。
はじめての報恩の集いということもあり、宗教科の先生から一つ一つ作法を教えていただきました。
宗教科の先生のご法話では、「あいさつ」をテーマにお話がありました。
色々な国の挨拶を紹介される中で、インドの挨拶「ナマステ」を紹介されました。
日本語に訳すと「ナマス」が「大切にする」、「テ」が「あなた」という意味だそうです。「挨拶は相手のことを大切するだけでなく、自分のことを相手に認めてもらう大切なコミュニケーションになります。」と教えていただきました。
そして、WBCで活躍したヌートバー選手のことを紹介されました。ヌートバー選手はWBCで瞬く間に人気者となりました。あまり日本語を知らない彼は、まずは挨拶をすることからチームに溶け込んでいったそうです。グラウンドに入るときは、グラウンドに「よろしくお願いします」と一礼し、チームメイトには年上年下関係なく、自分の方から挨拶をされたそうです。
この姿勢は、実はお母さんの教えにありました。お母さんは小さな頃からヌートバー選手に自分から挨拶をするように言い続けられたそうです。それを彼はWBCでも実践をし、それがチームの輪の中に入っていき、多くの人に応援していただいた理由ではないかとお母さんは話されていたそうです。
宗教科先生からは「このように挨拶には人と人とを結びつける力があるんです。みんなで挨拶が交わし合う学校にしていきましょう」とお話がありました。
1年生もきちんとお話を聞くことができていて、感心しました。
1年生の皆さん、初めての「報恩の日」のお勤めはいかがでしたか?
本校では週に1回宗教の授業を。そして、月に1回 報恩の日を行っています。
国を越えて文化や歴史の違う人たちが交流し、理解し、支え合う時代です。
大切なのは、相手を思いやる心。挨拶はその第一歩です。
本校は浄土真宗本願寺派の宗門校として、自分はもちろん、他者のいのちを思いやることができる大人に成長してほしいと念願し、全教育活動を通して「心の教育」を実践しています。