こんにちは。校長の龍です。
今日は4年と6年の国語の授業をご紹介します。
敬愛小学校の国語科では、根拠に基づいた論理的な思考で自分の考えを築ける力を育成することを目指しています。
4年生は物語文「白いぼうし」の学習で、文中の表現から「女の子の正体は何か?」というテーマで学習が進んでいました。
先生がロイロノートのカードで、学習の観点を示します。
「女の子の正体は〇〇だと思います。その理由の1つ目は、、、、2つ目は、、、、3つ目は、、、だからです」
まずは自分自身で考えたあと、みんなで発表しあって、「女の子の正体」を明らかにしていきました。
ロイロノートのカードで自分の考えを「見える化」することで、より根拠に基づいて解答できるように工夫されていました。
6年生も物語文の学習です。
「帰り道」の登場人物「律」と「周也」のそれぞれの視点から書かれている文章から会話や行動、場面の様子などの叙述を基に、律と周也の人物像を想像したり、相互関係とその変化を捉えていきます。
ここではロイロノートのシンキングツール「Yチャート」を活用して、それぞれの人物像に迫っていました。
Yチャートは、
・相手から見た律(周也)とは?
・私からみた律(周也)とは?
・本人(律or周也)からみた自分自身とは?
という3つの観点で示されていて、教科書の叙述を抜粋して、根拠を持ってそれぞれの性格を明らかにしていきました。
先生が子どもたちの一人ひとりの解答を確認しながら、個別にアドバイスを送っている姿が印象的でした。
敬愛小学校は教科担任制にて授業を実施しています。
1〜6年生の国語科チームでは、互いに実践事例を交流し合いながら、1つの目標に向かって学年に応じた系統的な指導をおこなっています。
2学期には公開研修会も実施予定です。
敬愛小学校では、ICT機器を活用していきながら、未来を生きる子どもたちのチカラの育成に努めています。