こんにちは。校長の龍です。
今日の最初の訪問地は本願寺広島別院です。
参拝式をしていただき、みんなで讃仏偈のお勤めをおこなったあと、ご法話を賜りました。
阿弥陀経でお浄土には色とりどりの珍しくきれいな鳥が存在しており、この鳥の中に、「共命之鳥」(ぐみょうしちょう)という鳥が紹介されています。
広島別院のお内陣の欄間にも、六鳥の一つとして描かれているそうです。
きじに似た美しい鳥で、一身二頭。心も二つある鳥だそうです。
体は一つで頭は二つ、心も二つなので、「となりさえいなければ私が一番綺麗な声でなくことができるのに」と思い、最後には、相手を殺してしまおうと考えたそうです。
しかし、一身二頭で、命を共にするので、相手が命を落とせば、自らも死なねばなりません。
この鳥のお話から、「相手を倒すと共に、自分も傷つついていく」。「相手さえいなければ」と思うのではなく、「お互い慰めあい、協力し合い、いたわって仲良く生きていこう」と思うことが大切であることを教えて頂きました。
6年間、敬愛小学校で仏様のお話とたくさん出会ってきた子どもたち。修学旅行という節目の学校行事にて、改めて自分自身をみつめるご縁をいただきました。