こんにちは。校長の龍です。
本日、第5回KEIAI EXPOを開催いたしました。
コロナ禍での開催となりましたが、たくさんの保護者の皆様のご協力をいただき、無事、開会することができました。
児童の発表も密をさけるために、学年ごとに分かれて実施しました。
1年生は保護者の方をお招きしてのお茶会です。
畳の部屋での立ち方、座り方、歩き方から練習をはじめ、お茶を立てる細かなお作法を短い期間でしっかり身につけることができました。
はじめは緊張していた子どもたちも、お茶会後はとても嬉しそうな表情をしていました。
2年生は、1学期に育ててきた野菜づくりについてのプレゼンテーションです。
コロナ禍でなかなか発表の機会がもてなかった2年生。
保護者の方の前での発表に緊張した様子が伺えましたが、練習の成果をしっかり発揮できたようでした。
3年生はビブリオトークバトル。自分の好きな本について、「自分の言葉」で紹介することができました。
4つの教室に分かれていて全員の発表を聞くことはできませんでしたが、どの本も読んでみたくなるほど、とても上手に本の魅力を発表してくれました。
4年生は、社会科の研究発表会。
社会科で福岡県について学習してきたことをさらに掘り下げて調べ、福岡県の魅力や地元の良さをiPadを活用してまとめました。
北九州市のSDGsの取り組みやゴミや水などのインフラの仕組みなど、ロイロノートやPagesを使って協働学習を進めてきました。
今日も協力しながら、調べたことを上手にまとめて発表することができました。
5年生もSDGsがテーマです。
チームごとにテーマを選び、その解決策を自分達になりに考え、発表をしました。
課題を解決するためには、その問題の現状を知るところから始まります。子どもたちは調べ学習を進めていくうちに、世界が抱えるたくさんの問題を目の当たりにしました。
しかし、その問題を解決しようと多くの人が努力している姿にも出会いました。
SDGsが目的とする「持続可能な世界」とは、人類による地球環境の保全と利用、消費と再生とがバランスを保ち、人と自然の共存が実現できた世界です。
そのために自分達が何ができるのか???
この調べ学習を通して、一人ひとりが感じたことをもとにチームで話し合い、自分達なりの解決策を考えました。
チームによっては、「解決するのは難しいのではないか?」と悩んだこともあったようです。しかし、チームメイトと話したり先生と相談したりして、自分達なりの解決策をプレゼンテーションにまとめることができました。
6年生は5月から取り組んできた「スーダンの諸課題の解決策を考える」プレゼンテーション発表です。
5月にロシナンテスの川原代表に基調講演をいただいて、子どもたちはスーダンが抱えるさまざまな課題の存在を知り、その解決方法を自分達になりに考えてきました。
スーダンの抱える水・医療・教育・電力の問題は、命につながる問題です。
子どもたちは、この5ヶ月の間、課題と向き合い、アドバイスをいただきながら、自分達で解決方法を考えてきました。
自分達でつくった濾過装置は、試作品のデモンストレーションのみならず、アラビア語で制作ビデオを作成し、水問題に悩む諸地域の方にご覧いただけるように工夫をしました。
当日は、ロシナンテスの川原代表をはじめ、スーダン人のゼインさん、北九州ESD協議会、北九州市立大学の学生の皆さん、そして、JICA九州の方にもお越しいただきました。
ご来賓の皆様も、来場の保護者の皆様も、子どもたちの発表に感激されていました。
最後にロシナンテスの川原代表から「みんなが考えたアイディアは素晴らしい!実はみんなのアイディアですでに形になりつつあるものもあるし、今日いただいた新しいアイディアも形に是非していきたい。」とお話をいただきました。
ゼインさんからも「日本の6年生がこんなにもスーダンのことを考えてくれて、感激しています」とお話をいただきました。
どの学年も短い準備期間の中、とても工夫された発表でした。
子どもたちにとって、日頃ではできない学習がたくさんできた1日になったのではないかと思います。
また、EXPOバザーでは、保護者の方に多大なるご協力をいただき、子どもたちは買い物やオリジナルゲームを満喫することができたようです。
子どもたちがとっても嬉しそうで、アリーナ全体が笑顔に包まれていました。
保護者の皆様、ご来賓の皆様、本日は、たくさんのご来場、誠に有難うございました。また、EXPO開催にあたり、多大なるご協力をいただき、心より御礼申し上げます。