こんにちは。校長の龍です。
今日は、親鸞聖人の月命日の法要である「報恩の集い」を行いました。
低・高学年の2つのグループに分かれ、「讃仏偈」のお勤めのあと宮崎先生からご法話をいただきました。
「昔話『うさぎとかめ』を知っていますか?じつはこの話のつづきを作った人がいるそうです」との先生の話に、子どもたちは驚いて、聞き入っていました。
「負けてしまったウサギは、もう一度カメにレースを提案します。そこで、カメは快く引き受けて、レースはウサギの完勝です。ウサギはカメに「一生に写真を撮ろう」と提案します。なぜかカメはニコニコしていたそうです。そこでウサギはカメに尋ねます。「どうして負けたのにニコニコしているの?」と。カメは「このまえのレースより早く走ることができたからね」と答えたそうです。
お釈迦様はこうおっしゃいました。
『戦いでたくさんの人に勝つよりも、ひとりの自分に勝つ人が本当に勝った人です。』と。
皆さんは周りの人と自分を比べて『勝った!』『負けた!』と喜んだり悲しんだりしていませんか?
本当の相手とは、過去の自分に未来の自分が勝つことなのではないでしょうか?そのためには、コツコツコツコツ。カメさんのように一歩一歩すすんでいくことなのかもしれませんね。」
羽生結弦さんが過去の自分を振り返りながら4回転半のジャンプに挑んだエピソードも教えていただきました。
児童の皆さん。
もうすぐ期末テストが行われます。1月にはマラソン大会も行われますね。
自分自身を見つめて、過去の自分を超えれるように頑張りましょうね!
月に1度のこの「報恩の集い」は、
子どもたちの成長の上で、とても大切な時間となっています。