こんにちは。校長の龍です。
本日、報恩講法要を執り行いました。
報恩講とは、宗祖親鸞聖人のご遺徳をしのび、そのご苦労を通じて、阿弥陀如来のご本願によるお救いをあらためて心に味わわせていただく法要です。
新型コロナウイルス感染拡大に鑑み、6年生が礼拝堂にて入って、他の学年はオンラインを活用して教室で参列しました。
今日は門司区の京極先生にご来校いただき、ご法話をいただきました。
ご法話では、人それぞれがモノの見方や考え方が異なっているけれど、それをお互いに認めあう気持ちが大切であることを教えていただきました。
お話の中で、金子みすゞさんの詩『わたしと小鳥とすずと』をご紹介いただきました。「私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のように、地面(じべた)をはやくは走れない。私がからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、あの鳴るすずは私のように、たくさんなうたは知らないよ。鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。」
「すべてのいのちは、あるがままで尊い存在であり、それぞれがいのちの輝きをもって生きています。
お経典の中で、花の色について、青い花は青い光を、黄色い花は黄色い光を、赤い花は赤い光を、白い花は白い光を放ちながら美しく咲き誇っていると示されています。
それぞれの花が自らの色で咲くことが尊いのです。私達も、一人ひとりが自らいただいている尊いものに気付くことが大切です。そして、お互いにその輝きを認め合い共に輝きあうことで、一緒に高め合っていくことができるのです」と教えていただきました。
最後に先生から、「みなさん一人一人の色を輝かせながら、また友達同士も一緒に輝かせる学校生活を送ってください」とメッセージをいただきました。
京極先生。本日はありがとうございました。
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今日のご法話は、保護者限定サイトにてYoutube限定配信を行います。ご家族で夕食の際にでも話題にしていただければ幸いです。