2024年11月15日金曜日

報恩のつどい

おはようございます。校長の龍です。

今日は、全校児童が集まり仏様のお話をいただく報恩の集いの日です。

アリーナに集まった子どもたちは、仏様の前で静かに開式を待っていました。

ご法話では、世界自然遺産の紹介を契機に、外来種の生き物についてお話がありました。


奄美大島では絶滅危惧種など珍しい生き物がたくさんいる反面、マングースがそれらの生き物を食べてしまうことが問題になっていました。そこで、マングースの駆除が始まったそうです。



もともと外来種だったマングースを連れてきたのは人間なのに。。。。


親鸞聖人は私達の「心は蛇蝎のごとくなり」とおっしゃったそうです。


私たちの心には、へびやさそりの毒よりももっと恐ろしい毒があるのかもしれません。


「仏様のみ教えを学んでいる私たちは、色々なできごとに対して、自分の都合だけではなく、心の目でものごとをみていくようにしていきましょうね」とお話がありました。

子どもたちの視線はお話をいただいている先生に集まっていて、お話の内容をしっかりと受け止めてくれたのではないかと思います。

AI時代がはじまり、グローバル化はますます進んでいくことでしょう。

子どもたちが歩んでいく未来には、国内外の多くの人と手を携えて問題解決にあたっていく場面もふえていくのではないかと思います。

「他者の立場にたち、他者の痛みを理解し、対話を通して、最適解を皆で創っていく」

このスキルはこれからの子供達にとって、必要不可欠な姿勢だと感じています。

敬愛小学校の子どもたちには、仏様のお話を通して、自分自身の生活を見つめ直し、心豊かに成長してほしいと念願しています。