本校は浄土真宗本願寺派の宗門校です。
週に1時間。お坊さんの資格をもった本校の先生から仏様のお話を聞く「宗教」の授業を行っています。
この日は、「仏旗」についてのお話でした。
小学校1年生なので、色塗りをしながら、一つ一つの色の意味についてわかりやすくお話されていました。
「仏旗」とは、お釈迦様の教えを守り、伝えていくため全世界の仏教徒共通の旗(シンボル)として使用されているものです。
お寺の法要(行事)等の際に、掲げられることが多いのでご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
「紫色は、ほとけさまの袈裟(服)の色です。みんなは、怒ってしまうことはありますか?仏様は、相手の立場にたって考えることで、怒るという気持ちはかわっていくのではないかとおっしゃっています。旗に仏様の服の色である紫をあらわすことで、そのことを私たちに教えてくれているんです。」
子どもたちは一つひとつの旗の色に込められた意味を考えながら、丁寧に旗に色付けをしていました。
人は「わたし」を中心にものごとを考えがちです。しかし、私一人で生きているのではなく、多くの人のお支えをいただいて生活をすることができています。
周りの人の気持ちに寄り添って行動できる人へ。
未来を生きる子どもたちにそんな大人へ成長してほしいと考え、宗教の授業に取り組んでいます。