2017年10月13日金曜日

報恩の集い

こんにちは。龍です。

今日は、親鸞聖人の月命日の法要である「報恩の集い」を行いました。
低・中・高学年の3つのグループに分かれ、
礼拝堂にてお勤めのあと、谷川先生からご法話をいただきました。

今日のブログでは、5・6年生の報恩の集いの様子をお届けします。


「昔話『うさぎとかめ」では、どのようなことを私たちに教えてくれているのか?」
という問いかけに、
「最後まであきらめないことの大切さ」など
子どもたちはそれぞれ回答していました。


実は
「『なぜカメはウサギをおこさなかったのだろう?』と
いう見方があるそうだよ」と先生がお話されると、
考えもしなかった発想に「あ〜!」という反応が見られました。

その後、「カメの気持ちを考えてみると?」
「もしこれが、居眠りではなく穴に落ちて怪我してしまったうさぎだったらどうしたのか?」「そして、それを私に置き換えてみると。」との先生の問いに、
子どもたちは考えを深めていました。

私たち人間は、ついつい自分自身のことを考えてしましがち。
残念ながら、そんな心を持っているのかもしれない。
ウサギが怪我をしていたときに、欲がでて、勝負のことを中心に考えてしまったら、
自信をもって、「助けてあげれる!」とはいいきれない自分がいるのかもしれない。

「じつは、このお話には続きがあるそうです。」との先生の話に、
子どもたちは聞き入っていました。

このお話を通して、相手の良さを認めあうことの大切さを、改めて考えることができたのではないかと思います。

月に1度のこの「報恩の集い」は、
子どもたちの成長の上で、とても大切な時間となっています。