こんにちは。副校長の龍です。
本日は、報恩の集いを執り行いました。
親鸞聖人の月命日の16日に一番近い金曜日に行なっている仏教法話を聞く会です。
先々月からコロナウイルスの状況をみて、2学年一緒にアリーナに集まって行なっていましたが、コロナ感染拡大を受けて、以前のように、1学年は礼拝堂にて、もう1学年は教室で中継を結んで行いました。
3・4年生は「恩返しと報恩」がテーマです。
先生が鶴の恩返しを朗読し、恩返しと報恩の違いについて考えました。
「私たちは無数の命に支えられて生かされて生きています。
動物の命や植物の命をいただきながら、自分たちの生命をつなげることができているのです。このご恩は返そうとしても返せるものではない。
日々の生活の中で当たり前になっていることが、当たり前ではない尊いことなのです。
それを人は、ついつい忘れてしまう。だからこそ、毎月の報恩の集いの中で、報いきれないほどのご恩に囲まれて生きていることを思い出して、感謝の気持ちをもって生活をしていきましょう」とお話がありました。
1・2年生、5・6年生は「老婆心切(気配り)」がテーマ。
老婆心切とは、仏教の「孫に接するおばあさんのように自分よりも相手のことを先に考えられる人になりなさい」という教えです。
「私たちは気づかないうちに、老婆心切(気配り)を受けて暮らしています。
その気配りをたくさんんいただいていることに目をむけることが大切です。
そしてそのことに気がつくことができたら、また周りの困った人にはたらきかけていきましょう。
そうすれば、幸せがどんどん広がり、誰もが安心してくらせる社会がつくれますね。」とお話がありました。
12月の敬愛小学校の月目標は「御恩報謝につとめよう」です。
今月も残すところあと10日前後です。
1年を振り返り、2020年の生活を支えてくれた全ての人に感謝の気持ちを新たにし、日々の生活をおくっていきたいものですね。