2020年7月20日月曜日

盆法要

こんにちは。5年生担任の清水です。

今日は一学期終業式の日です。4時間目には盆法要を行いました。
今年は新型コロナウイルスの感染予防対策の為、お勤めや歌などは行わず、各教室からオンラインでご法話をいただく会となりました。


本日のご講師は両徳寺の舟川智也 住職です。そもそもお盆のお参りはどうして行われるようになったのか、
「盂蘭盆会」の目連尊者のお話を通して
母親(父親)がどんな姿になっても子を大切に想っていることや、見えないものを見ることの大切さについて考え「三宝」(仏様、仏様の教え、仏様を信じて大事にしている人たち)を敬うことの大切さをもう一度考えるご縁をいただきました。


今日の子どもたちの感想をいくつか抜粋して紹介します。

(1年生)『おこめのなかにはほとけさまがはいっていることをおしえてくれてありがとうございました。おこめをだいじにします。』


(2年生)『わたしのお母さんやお父さんもわたしのことをだいじにしてくれていることにきづいて、これからももっとほとけさまの教えやお米を作ってくれている人に感謝をしてお礼を言ったり、いただきますを言ったりしたいと思いました。人間一人の力じゃおこめはつくれないことを知って、いろんな人に感謝をしながら、これからも命をだいじにしていきたいです。』

(3年生)『ぼくは一人だけに親切にするんじゃなくて、たくさんの人に親切をしようと思いました。これから3つの宝を大事にしようと思いました。』

(4年生)「今日の話を聞いて、米ができるまでにいろいろなことが重なってできていると分かりました。これからは3つの宝を大切にしていこうと思いました。」

(5年生)『ぼくは「いただきます」を習慣で言ってきましたが、今回の盆法要できちんと意味が分かったので、習慣ではなく、きちんと意味をこめて言うようにしようと思いました。』

(6年生)『私はお母さんの話を聞いて、本当にその通りだなと思いました。私も知らないうちに母に助けられていたり、私が泣いたときは一緒に泣いてくれました。ふだん見えない優しさだと思いました。』

子どもたちは自分の思いや経験と重ねながら、今日のご法話を振り返ることができました。

たくさんの保護者の方々のご参加もありがとうございました。
保護者の方の感想も届いていますので、一部ご紹介します。
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★親子の愛情。見えないことであっても思いをはせて感謝する心。こういったことを私自身改めて学ばせていただきましたし、子供たちにそういった心を教えてくださっていることに感謝の言葉しかありません。子供たちには心豊かな子に育ってほしいと願うばかりです。ありがとうございます。

★母の話、金子みすゞ、お米の話など飽きさせず子供たちも分かりやすいお話が多くてよかったと思います。でもご講師の問いかけに反応がないのは話しにくいでしょうし、子供たちもつまらないと思うので、対面でお話を聞ける日が早く来るといいですね。



★このような機会を与えて下さり有難うございました。法話を聞いて、見えていなかった自分が見えたような気がしました。今日は息子と、感想を言い合ってみようと思います。また、このような機会がありましたら、ぜひ参加させて頂きたいです。

★日々の生活に流されている自分を痛感しました。法話を聞くたびに考えさせられるけれど、数日がたてば、また、日々の忙しさに流される自分がいます。常に見えないものを見るという気持ちは、難しいけれど忘れてはいけない気持ちだと感じました。我が子に対しても、同じような気持ちで接する事ができるように努力していこうと思いました。
小学校時代にこの様な法話に出会える機会があり、敬愛小の生徒で良かったと強く感じます。



★このような貴重な機会をありがとうございました。途中急な用事が入ったりですべて見るということはできませんでしたが、話を聴くだけで心が落ち着く優しいお話でした。
子供達もざわつかず話に集中している姿も見る事ができて良かったです。
最後の方でお母さんが怖いという話が出た時、どういう反応するのかドキドキでした。
子供達が帰ってきたらどのような話をしてくれるか楽しみです。
ありがとうございました。

★恵まれているのに気がつかず、足らない部分に目がいき、満たされない思いを抱える日々になりがちですが、今日の法話をお聞きしてたくさんの人物、ことに支えられて生きていることに再度気づかせてもらいました。その事を感じて生きると、有り難さから幸せな気持ちになれることも教えていただいたと思います。また、顕微鏡のお話がありましたが、科学を学んでいくと、人間が認知できる範囲は、ごくごく限られていることがよく分かります。そこを加味して判断できる人で有りたいと思います。
ぜひ、今日の法話を夕食の話題にしたいと思います。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

★お盆のお話は私も初めて聞いたお話しでした。母の思いのお話しやお米の仏様のお話しにはとても感動しました。いつもこのような素晴らしいお話しを聞ける子供達が羨ましいです。子供にもどう思ったか聞いてみたいと思います。本日は素晴らしい機会をありがとうございました。

★ずっと興味があった法話に、参加させていただき、大変嬉しく思います。先生のお話しの中で、今、もし死んでしまったらという問いにハッとしました。現在ありがたい事に、健康で死というものをあまり考えない日常ですが、今もし、死んでしまったら??と想像すると子供達に残す言葉は一言では表せないと思います。
それでも、何か残す言葉と考えたら、まずは、「成長するまで一緒に居れなくて、ごめんねかな?」と思うと急に悲しい気持ちなり、子供たちに会いたくなりました。
いつも叱ってばかりですが、改めて子供たちの大切さを感じることが出来ました。
ひとときではありましたが、日常では考えない事を考える大変貴重な時間となりました。
このような、機会を作ってくださり、ありがとうございました。
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お忙しい中ご参加いただき、ありがとうございました。
ご家庭でも是非、本日の盆法要について話題にしていただけたらと思います。