こんばんは。副校長の龍です。
9年前の今日。東日本大震災により多くの尊いいのちが失われました。
敬愛小学校では、毎年3月11日に全校放送を行い、皆で、合掌・礼拝をしていました。
今年はコロナウイルス感染拡大の影響で、臨時休校となっていますが、オンラインで校長先生のお手紙を紹介し、全校児童で合掌・礼拝をしました。
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全校児童の皆さん、オンラインの授業を毎日頑張ってくれて、先生はとても嬉しく思います。皆さんに会えずにとても寂しく思いますが、皆さんの命・健康が第一です。保護者の方のお話をきちんと聞いて、毎日の学習に励んでください。
さて、今日は東日本大震災から9年がたった日です。9年前の今日大きな地震と津波がおこり、多くの尊い命がうしなわれました。
毎日の「普通の生活・当たり前のくらしと時間」が一瞬のうちになくなってしまったのです。その日の朝、「行ってきます」、「行ってらっしゃい」と声を交わした家族が、そして、そこにあったわが家が、友達や先生、そして学校が、地震のためになくなりました。
今私たちが生活をしている「普段のくらし・当たり前と思っている生活」はとても尊いことなのです。
敬愛小学校の児童の皆さんには「当たり前のこと」に「ありがとう」の気持ちを大切にする児童であってほしいと先生は思っています。
児童の皆さん、今日はお友達や家族の方をはじめ、当たり前のように私を支えてくれる人すべてに感謝をし、いのちについて考える一日にしましょう。
そして、地震や津波によって亡くなられた方々に思いを寄せ、今私たちが生かされている尊さを思い、皆さんで合掌礼拝したいと思います。
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この校長先生のお話を聞いて考えたことを、ロイロノートで提出しているクラスもありましたので、ご紹介します。
子どもたちの感想を読んで、校長先生のメッセージをしっかりと受け止めてくれていることを嬉しく思いました。
児童の皆さん。当たり前のようにある日々の生活が、実はかけがえのないものであることを胸に刻み、東日本大震災で多くの尊いいのちが失われたこと、また、私たちをつつんでくれるたくさんの方への感謝の気持ちを気持ちを忘れずに、これからも1日1日を大切に過ごしてほしいと念願しています。