今日は親鸞聖人の月命日の法要である「報恩の集い」を行いました。
1・2年生、3・4年生、5・6年生に分かれて実施し、
お勤めをした後、宗教科の先生から法話をいただきました。
3・4年生は、「かさじぞう」を題材にお話がありました。
皆さんストーリーはご存知のことと思いますが、
おじいさんが笠を町に売りに行き、一つも売れなくて家路につくと、
往路では気づかなかった6体のお地蔵様に気がつきます。
そこで、寒そうにしていたお地蔵様に笠をかけてあげるというお話です。
「行きには見えなかったお地蔵様がなぜ見えたのでしょうか?」
「行きとは違って、笠が売れなくてがっかりして寂しい気持ちだったから、
視点が変わって、気づかなかったものに気づいたのでは?」
「人生には楽しいことやうれしいことがたくさんあります。
でも、そのようなことばかりではありません。
苦しいことやつらいこともたくさん待っています。」
「しかし、そんなときだからこそ見える景色があるのではないでしょうか?
つまり、そんなときの心の持ち方が大切ではないでしょうか?」
「自分では気づかないこともたくさんあります。
でも、仏様のお話に耳を傾けることで、
新しい自分の考え方と出会えるのではないでしょうか?」
先生のお話を聞いて、
「ものの見方の大切さ」に、
改めて気づかせていただいたのではないかと思います。
月に1度のこの「報恩の集い」は、
子どもたちの成長の上で、とても大切な時間となっています。