おはようございます。校長の龍です。
敬愛小学校の1日は朝の読書でスタートします。
10分間という短い時間ですが、1週間で合計60分の計算になります。
短い時間があると、本を取り出して読んでいる姿が色々な教室で見られます。とても素晴らしいことです。
本を読む姿は真剣そのもの。校舎中が、シャッター音もはばかれる程の静寂に包まれる時間です。
小学校1年生から6年生まで、毎日朝の10分間、継続して行なっています。
読書の習慣は人生の宝物とも言えます。
毎日の習慣が、子どもたちの人生の大きな財産になってくれれば嬉しいです。
学年ごとに課題図書を設けたり、読書チャレンジを行なったり、読書月間を設定したりと本に関する様々な取り組みもおこなっています。
今の時代は、ネットで検索すれば知りたい内容をすぐに手に入れることができますが、本からでしか得られないものもたくさんあります。
本の世界では、文章や単語から本の情景や背景、登場人物の感情や思考を想像することになります。
「この人物は今どういった心情なんだろう」「なぜ筆者はこの本を書いたのか」、「どういった思いを伝えたかったのか」と想像力を働かせることになります。
その経験が、日常でも相手のことを考えて寄り添い、共感することにつながるのが読書の効果の1つと言えます。
そのほかにも、語彙力が増えて会話力や文章力の向上に繋がったり、教養や知識が身についたり、他者のアイディアに触れて新しいアイディアが得られるなど、読書をすることによる効果はとても大きなものです。
たくさんの本と出会って、人生をより豊かにしていきたいものですね。