2023年9月24日日曜日

(4年生国語)ごんぎつね

こんにちは。国語科の吉田です。

4年生の国語では、物語文「ごんぎつね」の学習をしています。子どもたちは単元の最初から「ごんぎつね」の世界に入り込んでいました。

初読後、子どもたちから疑問や授業中にみんなで考えたいことがたくさん出て、シンキングツールでまとめたあと、学習課題をつくりました。


授業では、ごんや兵十になりきることで、疑問だった二人の言動を理解することができています。音読しながら自然と動作化している子もいるほどです。授業をしていく中で、新しい「なぜ?」がうまれ、たくさんの意見が出ています。自分の意見と似た意見もあれば、全く違う意見もあり、友達の意見を理解するために教科書を何度も読み直している姿が見られます。

今日の授業では、償いのためにくりを届けるごんとそのごんをうった兵十の気持ちを考えていきました。子どもたちは、今までのごんとこの場面のごんとは行動が変わっていることにすぐに気づき、そこからごんの気持ちを探っていきました。

「前の場面で加助や兵十の話を聞いたから、ごんは、償いをしているのは自分だと気がついてほしいと思っている」「ずっと償いを続けているので、兵十に親しみを感じている」などこれまでの場面を根拠にたくさんの意見が出されました。

また、「兵十は村人のためにうったと思う」「もういたずらをされないように絶対仕留めたいと思っている」「『ようし』という文から分かる」「『あのごんぎつねめ』という表現から強い気持ちが読み取れる」と兵十の気持ちについてもたくさんの意見が出されました。


「ごんぎつね」の学習を通して、友達と自分の感じ方はちがうということや教科書に立ち返って考えるという読み取り方を学ぶことができています。



来週は、いよいよまとめになるので、子どもたちがどのようにまとめていくか楽しみです。