こんにちは。宗教科の宮﨑です。
5月21日に宗祖降誕会の法要を行いました。
宗祖降誕会とは、親鸞聖人のご誕生を祝って催される法要のことです。
法話では、シャカイハタオリの巣について話をしました。
鳥の巣としては、シャカイハタオリの巣は世界最大で500羽が一緒に暮らせます。その巣は何世代にもわたって引き継がれ、100年以上前から使われ続けているものもあります。
シャカイハタオリは14センチほどの鳥で、一羽一羽はとても微力です。しかし、みんなで力を合わせたら、その豊かな世界はどんどん広がり、様々な動物を招き寄せます。
木陰を求めてダチョウがやって来たり、インコは空き部屋を利用したりします。キリンは巣のまわりの葉を食べに来たり、チャクマヒヒは巣の上に登って近くに敵がいないかを確認したりします。
念仏の道をともに歩む人々のことを「御同朋 御同行」といいます。それは、仏教の教えのもと、あらゆる人たちが互いの違いを越えて、「おたがい様」の思いのもと支え合いながら生きる世界のことです。
敬愛小学校のみんなも「おたがい様」の心をもって、シャカイハタオリの巣のように誰もが心休める場にしてもらいたいと思います。
子どもたちは、先生の話をしっかり聴いて、親鸞聖人の誕生をお祝いするとともに、自分の心を見つめることができました。